フュージョンエネルギーの実用化へ―Helical Fusionの挑戦と事業成長を支える法務パートナー
代表弁護士
小笠原 匡隆
弁護士
伊藤 龍一
弁護士としてクライアントをサポートしながら、我が子にも向き合う日々。保育園からの呼び出しや学校行事、急なスケジュールの変更——。予定通りにいかないことが多いからこそ、働く環境には整った制度だけではなく「柔軟性」や「相談しやすさ」が求められます。今回は、育児をしながら働く女性弁護士3名に、現在の働き方や産休・育休からの復帰、そして組織としてのサポートについて聞きました。なお、本記事では、本人およびご家族のプライバシーに配慮し、個人名やお子様の年齢等、一部の情報は伏せて掲載しています。
──まず、現在の働き方を教えてください。
Aさん:ZeLoに入所以来、弁護士の時短勤務制度を活用して、時短勤務をしています。子どもは2人います。自宅で仕事をする日もありますが、顔を合わせた方がスムーズな打ち合わせがある日はオフィスに行くようにしています。
Bさん:私も時短勤務です。私が入所した当時のZeLoは、今のような弁護士の時短勤務制度が明確に整っていたわけではなかったのですが、面接の中で代表弁護士の小笠原さんや現在の上長と相談しながら、勤務時間や業務量を調整していただきました。
子どもは3人いて、送迎は夫と分担しています。リモートワークもかなり活用しています。入所時にも「リモートワークを活用しないと厳しい場面がある」と相談していて、それを受け入れてもらえたのは入所の決め手の一つにもなりました。
Cさん:私も現在、時短勤務をしています。子どもは1人で、今年の春から保育園に通い始めました。送り迎えは夫と分担しています。
できるだけオフィスで仕事をしたいという気持ちもありましたが、復帰直後は子どもが体調を崩したり、保育園から呼び出しがあったりすることも多く、結果としてリモートワークが多くなりました。4月、5月は本当に日々を乗り越えていく感覚でした。
──産休・育休に入る前は、どのように相談・調整しましたか。
Bさん:私は安定期に入る少し前くらいに、まず上長に相談しました。妊娠の報告をした時は、自然に「おめでとう」と受け止めてもらえました。
産休に入る1か月半〜2か月前くらいから、担当していた案件やクライアントについて、誰に引き継ぐかを相談しながら決めていきました。
復帰時期については、「翌年4月か5月頃に戻りたいと思っています。ただ、体調や保育園の状況によっては相談させてほしい」と伝えていました。最初からきっちり決め切るというより、状況に応じて相談できる余地があったので安心できました。
Cさん:私は初めての妊娠だったので、そもそもどういうプロセスで進めればよいのかが分からず、かなり手探りでした。まずは上長に相談し、妊娠したこと、今後お休みをいただく可能性があること、その前にも体調面でご迷惑をおかけする可能性があることを伝えました。
実際につわりがつらい時期もありましたが、その時は案件へのアサインを調整してもらい、働き方を少し緩やかにしました。早めに相談しておいて本当によかったと思います。
休みに入る時期については、チームの体制や引き継ぎのタイミングを踏まえて調整しました。元々ZeLoは複数名で案件対応をする体制ということもあり、産休・育休に入ってから復帰までの間に業務連絡が来るようなことはありませんでした。
──相談したときの周囲の反応はいかがでしたか。
Bさん:産休・育休の長さについては、「しっかり休んで大丈夫だよ」と言ってもらえたのは有難かったです。私の場合、保育園入園のタイミングにあわせる必要があるという事情もあり、結果的には比較的早めに復帰しましたが、産休に入る時期についても「体調を見ながら決めてね」と言ってもらえました。リモートワークについても、体調や状況に応じて増やしていいという反応をもらえて安心しました。
Cさん:実は、産休・育休に入る前には復帰時期について少し悩んだ時期がありました。「早く戻らないといけないのかな」と思ってしまうこともあり、代表弁護士の小笠原さんに相談したのですが、「むしろもっと長く休んでもいいんじゃない」と言われたんです。結果としては子どもの保育園入園時期にあわせて復帰しましたが、そういう言葉をかけてもらえたこと自体が、心理的安全性の高さにつながっていたと思います。
Aさん:ZeLoで弁護士の産休・育休制度が整ってからは、男女問わず制度の利用実績も増えており、育児に配慮した職場環境が少しずつ整ってきているように感じています。
また、周囲の弁護士にも、それぞれのライフステージに応じた働き方を自然に受け止める雰囲気があると感じます。制度そのものももちろん重要ですが、「相談したときにどう受け止めてもらえるか」はとても大きいですよね。
私自身も、子どもが小さい時期には、周囲の方々から優しい言葉をかけていただき、とても救われたことがあります。今も育児と仕事の両立を続けている立場なので、そのときの感謝の気持ちを忘れずに、これからも職場の皆さんと互いに励まし合いながら働いていければと思っています。
──ここからは、初めての出産・育休を経て復帰したばかりのCさんから、先輩ママ弁護士であるAさん・Bさんにご質問いただきたいと思います。
復帰直後だからこそ感じる不安や、これからお子さんが成長していく中での働き方について、率直にご質問ください。
──Cさん:育休から復帰してまだ数か月ですが、「日々綱渡りでなんとか乗り越えている」ような感覚があり、今後の仕事との両立に不安があります。
Aさん:私も、子どもが保育園に入りたての頃は、子どもの体調不良で急に休みをとらなければならないことがしばしばあり、本当に大変だと感じていました。責任の重い仕事を積極的に引き受けるのが難しいと感じる時期もありました。
ただ、子どもの成長とともに、少しずつ仕事とのバランスが安定してくる面もあります。保育園でも、子どもが3歳頃になり、乳児から幼児になるにつれて、体調不良の頻度が落ち着いてきたり、生活リズムが整ってきました。もちろん子どもによりますが、「ずっと今と同じ大変さが続くわけではない」ということは伝えたいです。
一方で、自分の可処分時間はやはり減りましたので、家族で話し合い、調理や掃除などの家事代行サービスを利用しています。また、子どもが小さい頃はベビーシッターさんも試してみました。家族の中だけで抱え込まず、外部の手を借りるという工夫は、弁護士に限らず育児と仕事を両立する多くの方が試行錯誤しているところではないかと思いますし、私自身もとても助けていただいています。
Bさん:我が家は、今は祖父母を頼りやすい住環境にあるのですが、それでも復職したての頃には、万が一に備えて病児保育の登録も行いました。家事代行サービスの利用はたしかによく聞きますね。仕事をしながらでも、お子さんとの生活が快適におくれるように、保育園を頼る以外の方法もいろいろと考えておくとよいかもしれません。
──子どもが小学生になると帰宅時間も早くなると聞きますが、仕事との両立はどうされていますか。
Aさん:子どもが小学校に上がるタイミング、いわゆる「小1の壁」については私も心配があり、関連する書籍や雑誌に目を通したり、家族で話し合って準備をしました。
小学校が終わった後の放課後の過ごし方は、子どもの性格や家庭の状況にもよるため千差万別で、保育園時代とはまた違った難しさがあると実感しています。現在は、民間学童や習い事の送迎サービスなども利用しながら、毎日の生活を回している状況です。ただ、今後、子どもの成長や意向次第では、働き方を見直さないといけないこともあるかもしれないとは常に思いながら仕事をしています。
その時々の状況に応じて、臨機応変に、それぞれの家庭に合う働き方を探していくことが大切なのだと思いますし、そうした変化について安心して相談できる職場の関係性があることが、とても大切だと思います 。
Bさん:小学生になると、保育園や幼稚園とは大変さの質が変わります。単に預け先の問題だけではなく、宿題、学校からのプリントの確認、持ち物の準備、習い事、勉強のフォローなどが出てきます。
一方で、小学生になると子どもが自分でできることも増えていきます。学校に自分で行ったり、習い事に少しずつ自分で行けるようになったり。そういう意味では、手が離れる部分もあります。
ZeLoではリモートワークもできるので、その際には、子どもの帰宅の際に一度出迎えて、また仕事に戻ることができます。あまり相手ができるわけではありませんが、家にいる時間を柔軟に作れることは、子どもにとっても親にとっても意味があると感じています。
Aさん:リモートワークに加えて、ZeLoは複数人体制での仕事を意識しているため、弁護士の休暇が大変取得しやすい印象です。勤務の開始時間や終了時間も柔軟に調整できるので、保育参観・授業参観のような平日開催の行事にも参加しているメンバーが多いですよね。仕事を通じた自分の成長を諦めることなく、家族との時間もしっかり確保できるのは有難いです。
2025年には、ZeLoの事務所内でファミリーディとして、所員の家族をオフィスに招くイベントも開催されました。普段自分たちが働いている職場をパートナーや子どもたちに見せる機会はなかなかないので、家族にとっても印象深い思い出になったようです。

──Cさん:育児中は、どうしても働ける時間や対応できる業務範囲に制約が出てくると思います。その中で、法律事務所で仕事を続けていくことについて、不安はありませんでしたか。
Aさん:前職の会社で1人目の育休から復帰したときは、上長から育児で大変だろうという配慮を受け、比較的負担の軽い仕事にアサインされた経験があります。もちろん、実際に子どもの体調不良で、急に対応できなくなることもあったので、その配慮自体は有難く思いました。
一方で、「子どもを出産したことで自分の能力が落ちたわけではないのに、任される仕事がここまで変わってしまうのか」と感じ、今後のキャリアへの不安や悩みが深まったのも事実です。
ZeLoでは、産休・育休を取得したメンバーや、時短勤務という働き方を選択したメンバーに対して、単純に業務内容を軽くするのではなく、本人の状況や希望に応じて、仕事の内容や責任の重さを調整するスタンスを取っていると感じています。そのため、勤務時間の制約があっても、仕事の満足感ややりがいを感じやすいところが良い点だと思っています。
弁護士一人ひとりが専門的なスキルを活かしながら仕事ができる一方で、働き方やライフステージに応じて、案件への関わり方や役割を柔軟に調整できる余地があります。育児中で限られた時間の中でも専門性を活かしながら働けている実感があり、仕事のやりがいを感じやすい職場だと思います。
Bさん:私も、今の環境はバランスが取れていると感じています。もちろん、それぞれ大変なことはありますが、子育て中だからといって一律に仕事の幅が狭まるというより、それぞれのライフステージを尊重しながら、専門性を持った仕事を続けられる雰囲気があります。
働きやすさだけでなく、仕事の納得感や専門性を保てることも、長く続けるうえでは大切だと思います。
──改めて、育児と仕事の両立という観点においての「ZeLoの良さ」とは、どんなところだと思いますか。
Bさん:一つは、制度が先に完璧に整っていなくても、個別の事情に応じて話し合いながら形を作っていける柔軟性があるところです。私が入所したときも、弁護士の時短勤務制度は今ほど明確ではなかったのですが、勤務時間や業務量について相談しながら決めていきました。
その後、制度として整っていった部分もあり、今では複数の弁護士が活用しながら仕事をしています。個人の事情をきっかけに、組織側も変わっていくというスピード感は、柔軟な組織ならではだと思います。
Cさん:妊娠中につわりがつらいと伝えたとき、すぐに仕事のアサイン調整やリクルート関連業務の負担を軽減してもらえました。声を上げた後の反応が早いというのは、すごく働きやすさを感じるところです。
「大変なら言ってね」で終わるのではなく、実際に業務を調整してもらえるというところに安心感がありました。
Aさん:組織として支えあいながら良い仕事をするというスタンスが浸透している点も良いところだと思います。個人で業務のすべてを抱え込むのではなく、互いに異なるライフスタイルを尊重し、必要なときには周囲でカバーしあう体制作りを日頃から心がけていることが、仕事の休みやすさや働き方の柔軟性につながっているのだと思います。

※掲載内容は掲載当時のものです(掲載日:2026年7月2日)
(取材:法律事務所ZeLo人事採用チーム、写真:根津 佐和子・ZeLo LAW SQUARE編集部、編集:ZeLo LAW SQUARE編集部)