法務事務として専門性を磨きながら、クライアントと深く関わる業務に挑戦したい

専門性を身につけられる仕事に就きたいと考えた

― まずは自己紹介をお願いします。

私は、顧問業務を主に対応する「LPO（リーガル・プロセス・アウトソーシング）部門」の法務事務チームに所属をしています。大学在学中は公務員を目指して就職活動を行っておりました。自身について深く見つめなおした際に「法律の知識を活かした法務パーソンになりたい」という気持ちが芽生え、既卒として就職活動を続けたのち、ご縁があって2024年11月に法律事務所ZeLoに入所しました。

私の主な担当業務は、クライアント様の契約書の審査です。日常的な法務サポートを通して、クライアント様の企業成長に貢献できるよう日々業務にあたっています。

― ZeLoで法務事務を目指したきっかけや理由を教えてください。

社会人としての経験が浅い分、職を選ぶ際には「これまで」よりも「これからどのようになりたいか」を軸に考えました。専門性を身につけられる仕事に就きたいと考えていたところ、ZeLoに出会いました。 リーガルサービスを通して企業の内部に深く関与できることや事務所の掲げるVISIONに強く惹かれ、入所を決めました。

― 企業の内部に関与する仕事に興味を持ったきっかけは何ですか？

大学時代は法学部に在籍し、幅広い法律分野を学んでいました。その中で、地域活性化に関わるプログラムに参加する機会がありました。その活動を通じて、企業同士の取引関係やビジネスの仕組みに触れることができ、中小企業のビジネスの奥深さや地域の特色などを学びました。この経験から、企業の内部に関与し、クライアントのビジネスを法務面から支えることができる法務事務に魅力を感じるようになりました。

― ZeLo以外にも法務事務を検討されていたのでしょうか？

いくつかの法律事務所も視野に入れて就職活動を進めていました。特に、クライアントと直接コミュニケーションを取る機会が多い環境を重視していたので、その点でZeLoは最適な環境だと感じました。

― ZeLoのどのような点に魅力を感じましたか？

最も魅力を感じたのは、ZeLoが多種多様な業種のクライアントを持ち、幅広い案件に携われることです。法律事務所によっては特定の分野に特化しているところもありますが、ZeLoではスタートアップから大企業まで、さまざまなクライアントと関わることができます。そのため、専門性を磨きながら多様な業務経験を積むことができると考えました。

― 面接時の印象はどうでしたか？

面接では、志望理由やこれまでの経験について細かく質問されました。驚いたのは、面接官の方々が非常にフラットな雰囲気で接してくれたことです。意見を尊重してくださり、質問に対して丁寧に答えていただけたので、安心感がありました。ただ一方的に評価される場というよりも、「ここなら働ける」と感じられるような、リラックスして話せる雰囲気が印象に残っています。

ナレッジシェアの風土が根付いたフラットな組織

― 入所前と後で感じたギャップはありましたか？

良い意味でのギャップとして、ZeLoには「フラットな組織文化」が根付いている点に驚きました。面接時から意見を尊重してくれる姿勢を感じていましたが、実際に働いてみても、それが組織全体の文化であることが分かりました。ナレッジシェアの風土があり、メンバー同士が積極的に知識を共有し合う文化が根付いていることも印象的でした。

― 具体的には、どのようにナレッジシェアが行われていますか？

ZeLoでは、チャットツールやNotionを活用して情報を蓄積・共有しています。Notionにはさまざまな情報が蓄積されており、効率的に業務を進める仕組みが整っています。また、定例ミーティングやマニュアルが充実しており、書籍コーナーなども活用することで、知識を共有しながら業務に取り組む環境が整っています。もちろん、一人で黙々と作業をする場面もありますが、知識の共有がフラットに行われる点がZeLoの特徴だと感じています。他の法律事務所ではまだ紙ベースの運用が多いと聞きますが、ZeLoではデジタルツールを駆使し、効率的に業務を進める点が非常に先進的だと思います。

契約書のチェックだけでなく、クライアントの実務も支える

― 実際の業務ではどのようなやりがいを感じますか？

実際は契約書のレビュー業務が中心ですが、単なる文面のチェックに留まらず、クライアントのビジネスを理解し、実務に即したアドバイスを行う点にやりがいを感じています。

例えば、契約書が法的に適切であるかを確認するだけでなく、クライアントが不利な条件で契約を結んでいないか、またその内容が実務上の都合や事業の目的に合致しているかも考えなくてはなりません。「この条件は業務上問題ありませんか？」といった形で、クライアントに確認しながら潜在的なリスクを洗い出し、将来的な利益につながる契約書作りをサポートしています。

― そのために、クライアントの事業内容もリサーチするのでしょうか？

はい。契約書をレビューする際には、クライアントの事業内容を事前にリサーチすることは欠かせません。クライアントのビジネスモデルや業界の特徴を把握することで、契約内容が実務に適したものになっているかどうかを判断しています。実際の業務では、クライアントのWebサイトやSNSなどを活用して基本的な企業情報を収集し、その情報をもとに契約書を精査しています。

― 法務事務の仕事の中で難しさを感じる部分はありますか？

やはり、契約書の文面だけでクライアントの意向を正しく把握するのは難しい部分があります。そのため、レビューを行う際には、弁護士と密に連携を取りながら、クライアントのビジネスの実態に即した提案を行うことを心がけています。

― チームでの仕事の進め方についても教えてください。

法務事務チームは現在3名体制で、それぞれの得意分野を活かしながら業務を進めています。私自身は2番目に入所したメンバーですが、チームメンバーの皆さんはこれまで企業内で法務事務を担当していたり、営業の経験を持っていたりと、それぞれ豊富な実務経験をお持ちです。そのため、そうした具体的な知識や視点を学びながら、日々成長できる環境に感謝しています。

特に、企業内の法務経験があるメンバーからは、契約書締結の際の実務的な視点など、現場に即した知識を学ぶ機会が多いです。例えば、契約書ではなく覚書を用いて契約を取り交わすことがあるという、実務に即した対応についても教えていただきました。こうした内部視点を学ぶことで、それまで見えにくかった企業側の考え方や事情を理解でき、大きな気づきにつながっています。

未知のビジネスモデルに触れながら学び続ける

― これからのキャリアについてどのように考えていますか？

今後は、スタートアップの案件にも積極的に関わりたいと考えています。スタートアップ業界では、未知のビジネスモデルに触れる機会が多く、それらをリサーチしたり、本質的な問題を考えることが求められます。これらを通じて多くの学びを得ながら、経験を積み、自分が貢献できることを増やしていきたいと思っています。

― 最後に、ZeLoへの入所を検討している方に向けてメッセージをお願いします。

ZeLoには、常に進化し続ける環境があります。まだ入所して間もないですが、メンバー一人ひとりが工夫しながら業務に取り組んでいる姿を見て、日々刺激を受けながら成長できる職場だと実感しています。法務事務として専門性を磨きながら、クライアントと深く関わる業務に挑戦したい方にとって、ZeLoは理想的な環境ではないでしょうか。ぜひ、一緒に成長していける方と働けることを楽しみにしています！

※掲載内容は掲載当時のものです（掲載日：2025年3月12日）

（写真・文：スイセイ）