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裁量も成長も、想像以上──若手秘書が語る法律事務所ZeLoのリアル

法律事務所ZeLoでは、秘書一人ひとりが弁護士のサポートにとどまらず、ファイナンス・M&A・訴訟/紛争などの専門分野にも関わり、幅広い業務にマルチタスクで挑んでいます。今回は、新卒で入所し、若手ながらも大きな裁量を持って活躍する2名の秘書にインタビューをしました。数ある進路の中から法律事務所ZeLoを選んだ理由、日々の業務で感じるやりがいや成長、そしてこれから目指すキャリアについて語ってもらいました。秘書という枠にとどまらないふたりの挑戦を、ぜひご覧ください。

裁量も成長も、想像以上──若手秘書が語る法律事務所ZeLoのリアル

多面的に弁護士を支える!秘書が担う「秘書業務」と「案件業務」

──本日は、秘書として活躍されているお二人にお話を伺います。まずは自己紹介をお願いします。

河口河口と申します。2023年に新卒で法律事務所ZeLoに入所し、現在は担当弁護士のサポート業務全般に加え、ファイナンス案件では主担当として幅広い業務を担当しています。学生時代に培った「ホスピタリティ精神」を大切に、チームの一員として動くことに日々やりがいを感じています。

増山同じく2024年に新卒で法律事務所ZeLoに入所した増山です。現在は担当弁護士のサポート業務全般と、案件業務としてはLPO(リーガル・プロセス・アウトソーシング)と呼ばれる顧問業務の主担当として、弁護士のサポートをしています。まだ経験の浅い私たちにも裁量を与えてもらえる環境があり、毎日新しいことに挑戦できるのが魅力です。日々の積み重ねの中で、自分の成長を実感しています。

──お二人の業務内容について詳しく教えてください。

河口ZeLoの秘書業務には、大きく分けて「弁護士の秘書業務」と「案件業務」の2つの役割があります。

秘書業務では、担当弁護士のスケジュール管理や会食・出張の手配、資料準備など弁護士が可能な限り自身の案件業務に集中できるように身の回りのサポートを幅広く行っています。案件業務では、ファイナンス・M&A・訴訟/紛争・クライアント窓口業務など弁護士案件のサポート業務を行っています。案件業務はいずれも主担当、副担当といった役割が課されていますが、例えば「ファイナンスの主担当になったからその業務だけやる」というわけではなく、他の案件も並行して担当できるため、専門性を高めながらも幅広い経験を積むことができます。

──柔軟性のあるチームが、いくつも組まれているイメージでしょうか。

河口そうですね。私はZeLoに入所して3年目なのですが、秘書業務のほかに、スタートアップファイナンスの案件の主担当を任せていただいております。資金調達に関する投資契約書や投資家向けの契約書といった専門性の高い書類のプルーフリーディング(確認・校正作業/以下、プルーフ)などを主に担当しています。

増山私は入所2年目で、案件業務としては、クライアントの法律相談に対応する、いわゆる顧問業務や、M&Aに関する案件にアサインされることが多いですね。M&A案件では、開示された情報を整理・格納する業務のほかに、法務デューデリジェンスに関する監査報告書の作成サポートやプルーフなど、クライアントの事業により深く入り込むケースが多いです。

法学の知識を活かすべく秘書に。入所の決め手は‟人”、そして‟柔軟性ある組織”

──従来の‟秘書”のイメージを超えた、とても幅広い業務に関わっていらっしゃるんですね。大学では何を専攻されていたんですか。

河口法学部で会社法について学んでいました。もともと「法学の知識を活かしたい」という思いから法律事務所の秘書を志したので、実務で学びが活かせているのは率直に嬉しいです。一般的には読みにくいとされる法律や判例は学生時代にだいぶ読み込んだので、プルーフも比較的スムーズにこなせています。

増山私も法学部出身で、会社法のほか、債権や精算手続きを含む倒産法を学びました。河口さんと同じく、知識を活かしたいと思い、就職活動の後半は法律事務所に絞ってアプローチをしていました。

法律を学んでおいてよかったと思うことは日々あるのですが、特に印象的だったのは、ある弁護士から「報告書を読む際には”規範と当てはめ”を意識したほうがいい」とアドバイスされた時です。

これまでは報告書の中身をあまり理解できておらず、プルーフ作業の際もただ報告書をひと通り読み、誤字脱字等を確認するという作業しかできていませんでした。しかし、助言をいただいてから報告書の構成が分かるようになり、構成を把握することで内容も少しずつ理解できるようになりました。学生時代、レポートを作成する際に意識していたことがそのまま業務で活きたと思えました。

──就職活動時は、さまざまな選択肢があったと思いますが、ZeLoを選んだ決め手は何だったのですか。

河口最終面接の面接官だった尾島弁護士に対して、信頼感を抱けたのが一番大きかったですね。いち就活生である私の話に、真摯に耳を傾けてくださった姿を見て、ものすごく感激しました。

実は就職活動では、法律事務所だけでなく、金融系や航空系の企業にも応募していて、実際に内定もいただいていたんです。でも最終面接で「この人たちと一緒なら安心して働けるし、自己成長もできそう」と確信し、ZeLoへの入所を決めました。

増山私は、ZeLo自体の”若さ”に惹かれました。これから歴史をつくっていく事務所だからこそ、あらゆる仕組みづくりに携われるのではないかという期待が持てたんです。実際に採用面接で「秘書自身もマニュアル作成など、組織の土台づくりに関わってほしい」と言っていただいたことが決め手のひとつになっています。
面接の雰囲気もすごくフランクで、河口さん同様に「私のことを知ろうとしてくださる姿勢」が伝わってきました。

「想像以上に任せてもらえる」裁量の大きさと、改善意識の高さに”いい意味”でギャップ

──実際に入社してみて抱いていたイメージとのギャップはありましたか。

河口1年目から「1人の社会人」として扱われ、仕事を任せてもらえたことに驚きました。入社してしばらくは先輩の指導のもとで業務を進めるイメージを抱いていたからです。もちろん研修はありますし、実際の業務でも先輩からアドバイスをいただきながら進めるかたちになりますが、「まだ経験が浅いからこの仕事をするのは早い」などと何かを制止されたことは一度もありません。

実際に、入社して半年後には、監査報告書の統合作業を任され、最終確認まで担当しました。信頼してもらえている実感が湧いて嬉しかったですし、自信にもつながりました。

増山弁護士のみなさんが若手の私たちにして対等に、そして丁寧に話してくださるのには、今でも驚いてしまいます。入所前は「弁護士の先生は怖いのかな…」と少し心配していたのですが、そのイメージが払しょくされました。

業務面で言うと、事務所全体の業務改善や効率化にアイデア出しから携われていることにやりがいを感じています。面接ではあらゆる仕組みづくりに関われると聞いていたものの、事務職として「大きなフローに則って作業を進めていく」と想像していたので、いい意味でのギャップとなりました。

──具体的にはどのようなプロセスで業務の改善や効率化を図っているのですか。

増山担当弁護士であり秘書部門を統括する北田弁護士とともに、日々業務効率化について議論し、試行錯誤を重ねています。例えば秘書業務では、生成AIを使って契約書や報告書のプルーフができないかと目下挑戦中です。こうした業務効率化について、弁護士が秘書と一緒になって熱心に取り組んでくださることに最初は驚きました。

河口私は、スタートアップファイナンスの業務で改善に向けた模索を続けています。例えば、投資家が何人もいる案件ですと契約書準備が煩雑化しやすいため、担当弁護士とともに、様々なツールを活用して契約書ひな型の整備などを進めています。単なる事務作業にとどまらず、業務の仕組みそのものに関与できる環境があるのは、ZeLoの魅力のひとつです。

声が届き、チャンスが広がる。挑戦が成長につながるZeLoのカルチャー

──ZeLoはどんなカルチャーの法律事務所だと感じていますか。

増山1on1ミーティングなどを定期的に行うので、自分の意向を伝える機会が多く、やりたいことが実現しやすい環境だと思います。例えば、1年目は希望していた訴訟案件に関わることが少なかったのですが、その気持ちを率直に担当弁護士へ伝えたら、2年目から訴訟チームにアサインしていただきました。

河口私も、ファイナンスの案件に関わって専門性を高めたいと意向を伝えたら、実現していただけました。日々のチャットや1on1ミーティングのみならず、ランチなどの会食やフリースペースでの雑談など、普段からメンバー同士のコミュニケーション量が多く、それが言いやすさにもつながっているのかなと思います。

──やりたいことを実現していく中で、特に自分の成長を実感したのは、いつごろでしたか。

河口「秘書業務と案件業務をバランスよくこなせるようになった」とはじめて手応えを感じたのは2年目の夏から秋にかけてですね。

1年目の後半からスタートアップファイナンスの案件業務を担当することになり、2年目に入ってから5名の弁護士の秘書業務がスタートしました。当時は新たな業務のほか、既存業務も厚くなったため、最初はマルチタスクができず、苦戦する場面もしばしばありました。

その後、ファイナンス全般を学びつつ、目の前にある業務に全力で取り組んでいたところ、「こうすれば弁護士が働きやすくなるんだ」と腹落ちした瞬間が訪れたんです。そこから、どちらの業務もまんべんなくこなせるようになりました。

増山私は一つひとつの案件に深く関わるようになったことで、徐々に「担当している弁護士が今どの情報を必要としているか」を意識しながら動けるようになってきたように感じています。

以前は、弁護士のサポートをしながら「もう少し早く気づけていれば…」と悔しい思いをすることもありました。そうした気づきを積み重ねながら、正確性や先回りの配慮が少しずつできるようになったという成長実感がようやく湧いてきました。

専門性を高め、憧れの先輩に近づく!高め合えるフラットな関係性が何よりの成長源に

──今後ZeLoでどのようなキャリアを築いていきたいですか。

河口秘書業務と案件業務、どちらも「この人に任せたら安心」と思ってもらえるような、信頼される存在になりたいですね。担当業務に取り組みながら、ファイナンスの知識をさらに深め、秘書としてできることの幅を広げていきたいです。

増山今後はもっといろいろな案件に挑戦して、できることを増やしていきたいです。さらに今後、後輩が増えていくことを見込んで、マニュアル整備などの面でも組織に貢献していけたらと思っています。

──ちなみに、所内に目標とするメンバーはいらっしゃいますか。

河口まず思い浮かぶのは、入所当初にお世話になった先輩秘書の皆さんです。どんな場面でも的確に対応され、相談すると必ず腑に落ちる言葉を返してくださいます。その先輩方のおかげで、不安なときも安心して前に進むことができました。今でも心から尊敬しています。

さらに、担当している先生方も、私にとって憧れの存在です。どんなに忙しくても気遣いを忘れない方々で、仕事に対する姿勢からも学ぶことが多く、私もそうありたいと思っています。

増山私が目標としているのは、内定者アルバイト(※年度によって実施の変動あり)で業務の基本を教えてくれた先輩秘書です。手土産1つ選ぶのも相手への配慮や気遣いが行き届いていて、さすがの一言でした。自分も後輩にそう思ってもらえるような秘書になりたいです。

河口さんのような1年先輩の同世代秘書がいるのも心強いですし、弁護士のみなさんとは食事をしながら、好きなアニメやキャラクターの話で盛り上がることもあります。ZeLoは本当にフラットな職場ですし、お互いを高め合える場所だと感じます。

(写真・文:スイセイ)

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