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「起業家を支援する弁護士になりたい」インドネシアでの起業や長期インターンを経験して見えた目指す姿

連載「ZeLo Intern's Story」では、長期インターン生に、印象に残った業務や取り組む中で感じたやりがい、ZeLoの雰囲気についてインタビューしていきます。今回ご紹介するのは、大学卒業後にインドネシアにて起業から撤退までを経験し、帰国後は社会人受験生として、予備試験を受験、その後ZeLoでの長期インターンを通し理想の弁護士像を定めた石山直樹さん。ZeLoにて、長期インターンとして過ごした約3か月とこれからのキャリアについて、率直な思いを聞きました。

「起業家を支援する弁護士になりたい」インドネシアでの起業や長期インターンを経験して見えた目指す姿
PROFILE

2015年慶應大学卒業後、民間企業に就職。その後退職し、バックパッカーを経て、2017年インドネシアにて会社設立。2018年に日本に戻り、同社を解散後、2021年に司法試験予備試験合格、2022年に司法試験合格。2023年弁護士登録後、法律事務所ZeLo参画。主な取扱分野は、M&A、ジェネラル・コーポレート、スタートアップ/ベンチャー法務、パブリック・アフェアーズ、訴訟/紛争解決、国際法務、web3(ブロックチェーン/暗号資産/NFT/メタバースなど)、AI、先端テクノロジー、人事労務、エンターテインメント、事業再生/倒産など。

「会社の一生」を経験して芽生えた弁護士への志

ZeLoのインターンに応募したきっかけを教えてください。

私は大学卒業後、インドネシアで会社を設立し、経営しておりました。会社自体は長くは続かず、会社を閉じた後は日本に帰国し、フリーランスとして働いていました。しかし、起業の失敗を振り返って今後のキャリアを検討した際に、現地での会社法や各種規制に関する知識やそもそも株式会社の仕組みなど、起業の失敗の原因に法的な問題が多くあったことから、「起業家を支援する弁護士になりたい」と思い、司法試験の勉強を開始しました。

その後、令和3年度の予備試験に合格し、就職活動を始めました。しかし、ロースクールなどには通っていなかったため、先輩や法曹を志す勉強仲間などの繋がりがなく、実際に弁護士として働くイメージが沸いていないだけでなく、そもそもどのような法律事務所があるのかすら、分かっていませんでした。

そのため、まずは様々な事務所にアプローチしてみようと思い、情報収集をしていたところ、予備校のメールマガジンでZeLoの座談会があるとの情報を入手し、ZeLoに問い合わせてみました。この座談会には参加できなかったのですが、これをきっかけにZeLoの長期インターンを紹介していただきました。

長期インターンの機会は魅力的ではあるものの、社会人受験生かつ半年後に司法試験を控えている身としては、少し負担が大きいと感じました。しかし、弁護士の仕事のイメージや興味のある事務所の雰囲気などを知る上で、実際に弁護士とともに、一定期間法律事務所で働く機会はなかなかないと思い、応募を決意しました。結果としては、このインターンの機会に参加したことは、社会人受験生の私にとっても、非常に良い選択であったと思っています。

実務を通してリサーチの勘所がつかめるように

長期インターンではどのような業務に携わっていましたか?

主に、松田大輝弁護士の指導のもとスタートアップ・ファイナンスに関するリサーチ業務を行っていました。商業・法人登記情報や上場企業の開示情報を中心に、企業のWebサイト、インターネットのニュース記事などから情報を得て、資金調達のタイミングを軸に、特定の企業の設立から上場までの歴史をまとめ、最終的には2021年に上場した全ての企業をまとめたデータベースを作成しました。そのほか、担当の松田弁護士からだけではなく、事務所の他の弁護士からも、法制度などのリサーチ依頼を受け、対応することもありました。

長期インターンでは、担当の松田弁護士との密なコミュニケーションや指導を受けつつも、他の弁護士とコミュニケーションをとるきっかけも多くあり、そうしたコミュニケーションがとても楽しく、充実した時間を過ごしました。

松田大輝弁護士は、スタートアップ・ファイナンスのみならず、パブリック・アフェアーズなどの専門家でもあり、またZeLoの経営企画部門のメンバーとしての顔も持つ。2021年から開催しているビジネスコンテスト型インターンシップ・プログラム「ZeLo Legal Camp」では初代運営責任者も務めた。(写真:根津佐和子)

印象に残っているエピソードを教えてください。

やはり、前述した2021年に上場した企業に関するデータベースの作成業務です。ZeLoは、スタートアップ支援に力を入れており、上場したスタートアップ企業の情報を一括で見ることができる資料が必要とのことで、私はこの業務を長期インターンの軸としていました。全企業を効率良く見て、実務に活用するためには一工夫必要で、正直あまりまとめきれなかった部分もありましたが、「この情報はどのあたりをリサーチすれば書いてありそうか」「どのようにまとめたら見やすいか」などの勘所は少し身につけられたと思います。長期インターン終了後、弁護士からも、「質・量ともに良い内容で、実際に活用できている」と評価いただき、自分の業務が役に立ったと実感することができました。

そのほか、長期インターン期間中に家族が新型コロナウィルスに感染し、私自身も濃厚接触者となってしまったため、リモートワークをせざるを得ない時期がありました。情報管理の観点から継続できない業務があり少し残念でしたが、実際にリモートワークをしてみて、リモートワーク中のコミュニケーションや業務と生活のバランスについて、考えるきっかけになりました。

こうした大変さの一部分を長期インターンの機会で体験できたことは、代えがたい貴重な経験だったと感じています。

弁護士・スタッフ全員で作り上げられたZeLoのカルチャーに触れて

ZeLoのメンバーと接してみてどんな印象でしたか?

長期インターン生としてZeLoで過ごす中で、様々な弁護士やスタッフの方と関わり、皆さんの雰囲気が非常に良かったのが印象的でした。最終的に入所したいと思った一番の理由に挙がるくらい、ZeLoで働く人と雰囲気の良さを感じました。

事務所の雰囲気が常に前向きであるのに加え、弁護士だけでなく秘書・マーケティングチームなどのスタッフの方すべてが、とにかく根が良い人しかいないのでは、と感じるくらいでした。私は過去に自分で会社を経営して人を採用し、チームを作る立場にあったため、良いチームを作る難しさを実感しています。どのような働き方であれ、相手の「人の良さ」を信じられることは、自分の人生のストレスを減らす上で本当に大事だと思いますし、そうした人たちに囲まれながら働けることは幸せだと思います。

業務以外では、他のインターン生と一緒に、話してみたい弁護士の方をランチに誘っていました。約3ヶ月の期間中、リモートワークしていた時期を除いてほぼ毎日、ZeLoの方をランチに誘い、皆さん必ず時間を作って、真摯に対応していただきました。国内外での実務経験豊富な野村弁護士(野村諭弁護士・ニューヨーク州弁護士)やJoel弁護士(Joel Greer外国法事務弁護士(原資格国:米国コロンビア特別区))をはじめ、とにかく様々な弁護士の方と幅広いトピックで何度もお話をさせていただきました。これからZeLoでインターンをされる方がいれば、ぜひ躊躇せず自分からランチに誘ってみてほしいです。

野村諭弁護士・ニューヨーク州弁護士(写真左)は、ZeLoの国際部門の責任者を務め、海外の法律事務所の評価機関が実施するアワードなどへの応募支援も行っている。Joel Greer外国法事務弁護士(原資格国:米国コロンビア特別区)(写真右)は、国際仲裁の専門家として実績が豊富で、最近では所内の弁護士の海外対応力育成に向けたプログラムを担当している。(写真:根津佐和子)

専門知識と責任感をもとに理想の弁護士像を目指して

最後に、ZeLoの長期インターンを経て、今後はどのような弁護士を目指していきたいですか?

ZeLoの弁護士と業務や会話をする中で、「かっこいいな」「こうなりたいな」と思うことが非常に多くありました。ZeLoにいる方々は、経験や専門知識の豊富さのみならず、斜に構えずに大きな理想を堂々と話す姿勢が共通していると思います。こうした理想を語ることは、年齢などを問わず、とてもかっこよく、私もそんな弁護士になりたいと思います。

私は一度、理想を掲げて会社を作って従業員や支援者を巻き込んだものの、うまく行かなかったという経験があります。この経験をした直後は、理想を語ることは憚られて自信をなくしていたような時期がありました。理想を堂々と語る人への憧れが強いのはそうした経験があるからかもしれません。ただ、ZeLoでの長期インターンを経て抱いた理想の弁護士像に少しでも近づくには、専門知識や実績、責任感を根拠にした自信が必要だと思います。今後も謙虚に自信をつけるべく、日々研鑽していきたいです。そして、私と同じように海外で起業をする夢を持つ人に寄り添い、ビジネスの伴走者として企業の成長に寄り添える弁護士になりたいと思います。

※掲載内容は掲載当時のものです(掲載日:2023年6月DD日)

(写真:根津佐和子、編集:中村渚・髙田侑子)

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