「調停による国際的な紛争解決契約に関する国連条約(シンガポール条約)」クロスボーダー紛争解決の新しいツール
弁護士・ニューヨーク州弁護士、国際法務部門統括
野村 諭
外国法事務弁護士(原資格国:米国コロンビア特別区)
ジョエル グリアー
今回は、Joel Greer外国法事務弁護士による英文契約の基本についてのジャーナルを厳選したものをご紹介します。 日本語の契約書とは形式が異なる英文契約において、基本的な規定をおさえていないことが理由で、予期せぬ紛争が起きてしまうことがあります。 各ジャーナルでは、英文契約の基本的ながらも重要な留意点や、実際に紛争が起きた場合に検討すべき調停・仲裁等について紹介しています。
目次
英文契約において、見逃されやすい一方、きちんと規定をしていなければ紛争になり得るとても重要な項目は、契約書の導入部分である頭書や目的規定といった冒頭規定です。本ジャーナルでは、頭書の当事者及び目的規定の記載や目的規定が法的にどのような意味を持つのか、実例を挙げながら解説します。
契約に関連して紛争が起きる場合に、紛争解決条項そのものをめぐって争いになることがあります。本ジャーナルでは、紛争解決条項に関するよくある間違いについても解説します。
国境を越えた取引に関与する会社にとって、国際商事調停は訴訟や仲裁に先立って念頭に置いておいた方が良い選択肢です。本ジャーナルではそもそも国際的な商取引に係る調停とはどのようなものか、契約書内で調停を規定する際に役立つ文言について紹介します。
本ジャーナルでは、国内外のクライアントから質問を受けることの多い国際仲裁について、利点・欠点を紹介し、仲裁地や仲裁機関の選択の重要性などを検討しています。
『英文契約の基本④』では、限定事由によってのみ、裁判所が外国の仲裁判断に係る執行を拒絶できると言及しました。本ジャーナルでは、その限定事由とは何か、またその事由によって外国の仲裁判断に係る執行が可能になる仕組みや国際的な紛争の解決手段として国際仲裁の活用が促進されていることを説明しています。
以上、英文契約書の基本【ZeLoジャーナル厳選5選】、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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