ZeLoの魅力は、柔軟性とスピード感。法務DXで業務効率化とガバナンス強化を目指す – 株式会社日テレWands

Attorney admitted in Japan
Yusuke Sawada

株式会社Gincoは、Web3 Development Companyとして次世代インターネット産業のインフラを提供しています。Web3という最先端領域でビジネスを切り拓くには、法制度が不明瞭な部分も多い中で、常に新たな事業の可能性を探り続ける必要があります。未開拓領域でビジネスを進める同社は、どのように法律事務所ZeLo・外国法共同事業のLPOサービス(顧問弁護士)を活用しているのか、取締役副社長 房安陽平さんと、リスク統括部門長兼コンプライアンス法務部長の米澤幸祐さんにお聞きしました。聞き手を務めるのは、同社をサポートする長野友法弁護士と官澤康平弁護士です。
Graduated from the Faculty of Law, Hitotsubashi University in 2010. Completed the School of Law at Hitotsubashi University in 2012. Registered as a lawyer (Daiichi Tokyo Bar Association) and joined Kao Corporation in 2014. Joined ZeLo in 2021. Handles governance and contract review, and is also engaged in corporate restructuring and dispute resolution. Particularly experienced in the cosmetics and media sectors.
Graduated from the Faculty of Law, the University of Tokyo in 2011, completed the School of Law at the University of Tokyo and passed the National Bar examination in 2013. Registered as a lawyer (DaiIchi Tokyo Bar Association) and joined Nagashima Ohno & Tsunematsu in 2014. Joined ZeLo, in August 2019. His main practice areas include M&A, rulemaking/public affairs, general corporate, litigation/dispute resolution, and crisis management/compliance. His publications include "Understanding Systems and Technologies Enabling IT-based Shareholders’ Meetings" (Japan Business Law Review), "Strategy and Practice of Rulemaking" (Shojihomu, 2021) and "Practical Guide to Building a Legal Function from Scratch" (Chuo Keizai-sha, 2023).
業界:ブロックチェーン・Web3
従業員数:約50名(2023年11月時点)
目次
官澤:貴社は、ZeLoと同じく2017年の創業ですよね。改めて、起業までの経緯や現在の事業内容について教えてください。
房安:Gincoは、暗号資産のウォレット、セキュリティを取り扱う企業として創業しました。2017年は世界各地で大規模な暗号資産ハッキング事件が頻発し、2018年には国内で大規模な事件が発生しました。そこで「暗号資産をいかに安全に管理するか」が業界発展の鍵になると考えたのが、創業の背景です。
創業当初は、一般消費者向けに暗号資産のウォレットの事業を展開していました。一方で、企業のウォレット管理にも課題が大きいことがわかり、創業2年目からは企業向け暗号資産ウォレット事業にも進出しました。現在は暗号資産のみならず、NFTやST、ステーブルコインといった様々なデジタルアセットを扱うWeb3ビジネスのインフラとソリューションを幅広い業界の企業向けに提供しています。
官澤:貴社のビジネスに関わる法分野は、資金決済法・金融商品取引法などがメインですよね。
房安:そこを中心としつつ隣接する領域まで幅広く相談が来ます。最近ではNFTやRWA(リアルワールドアセット)を取り扱いたい企業との事業創出のなかで、「資金決済法上の『暗号資産交換業者』に抵触しないためには、どのようにしたら良いですか」など、法規制の質問をいただく機会も増えてきています。当社は法律の専門家ではないため、判断しきれないところはZeLoさんにお伺いしています。
官澤:創業当初の2017年から比べると、検討すべき法制度もかなり変化していますよね。
房安:そうですね。特に暗号資産交換業者が検討すべき事務ガイドラインや管理の手法がルール化されてきたため、創業当初と比べると、規制の線引きが明確になってきたという印象を受けています。
官澤:法務については、どのような体制で対応されているのでしょうか。
米澤:現在は、基本的に私がコンプライアンス・法務を担当しています。房安は、事業推進部を統括して、営業提案の中で発生した新たな契約書の起案などを行っています。
私は以前金融機関に勤めており、リスク統括やコンプライアンス法務を担当していました。その経験を活かし、当社が結ぶ契約について、リスク管理上問題がないかチェックすることが多いですね。
官澤:法務については、基本的に米澤さまを中心に少人数で対応されているんですね。契約書も多いと思いますが、どのようにZeLoのLPOサービスを活用されていますか?
米澤:主にZeLoさんには、新たな商品を展開する際の契約書のひな形作成をお願いしています。また、ひな形のカスタマイズが必要になった際に、リーガル面で問題ないかをご相談することも多いです。
長野:契約書や利用規約の起案は非常に多い印象を受けています。
房安:我々が戦うWeb3業界は、まだ「勝ちパターン」など正解が決まっていない未開拓領域のため、都度仮説を立てて事業を展開していかなければいけません。早い時は1か月単位で新商品を作ったり、サービスの形態を変更したりすることがあります。そのため、他の業界の企業に比べて、契約書のひな形や利用規約の作成は多いかと思います。
ZeLoさんには、我々のスピード感に合わせて、想定するビジネスモデルやフローなどのビジネス要件、資金決済法上の整理を元に、契約書のひな形を作成いただけて非常に助かっています。特に長野先生とは頻繁に電話させていただいており、ZeLoさんなくしては、我々の営業活動は成立しないと思っています。
長野:新しいサービス構想が次々と出ていて、時代の最先端を切り拓いている印象を受けています。普段はSlackをベースにコミュニケーションさせていただいていますが、新たなひな形作成のご相談をいただく際は、オンライン会議などで話しながら認識をすり合わせることが多いですよね。
初めて作るような契約書が多いですが、貴社はビジネス要件などを分かりやすく整理していただいたうえでご相談くださるので、スピーディーに作成しやすいと感じています。弁護士にとっても、Web3領域は最先端ゆえに、サービス内容やビジネスの全貌の理解に苦労することも多いです。しかし、貴社が整理して詳細に説明してくださるので、話を聞いたらすぐにドラフトするという流れができていますね。
米澤:私もリスク観点でサービスのチェックをしていますが、房安をはじめ営業部隊のプレゼンは上手だなと感じています。
官澤:自分も、ZeLoに入所した2019年から貴社に関わらせてもらっていますが、その頃から、資料を分かりやすくまとめてからご相談くださる会社だなという印象を持っていました。
房安:当社のカルチャーとして、他者への依頼時には依頼背景を詳細に説明するなど「目線合わせをまず行う」というコミュニケーションを徹底しています。そのため、ZeLoさんへ依頼する際にも、契約書を作ることになった背景・目的、ゴールイメージなどをまずお伝えするようにしていますね。そのカルチャーのおかげか、米澤をはじめ、社内との連携、そして社外との連携もスムーズに取れていると感じています。
官澤:2017年の設立当初から、ZeLoは貴社のリーガル面を支援させていただいています。ZeLoを選んだきっかけについて教えていただけますか?
房安:ZeLoの東輝先生(結城東輝弁護士)から、当社代表の森川宛てにご紹介をいただき、設立当初からZeLoさんに相談させていただいています。お互いに、会社の人数が1桁時代から仲良くさせていただいて、共に成長してきた感覚がありますね。
長野:創業当初はよく一緒にゲームをしていたと聞いたこともありました。先日も合同でバーベキューをさせていただき、公私ともに、楽しみながら成長させていただいてるのかなと思っています。
房安:設立当初から振り返っても、ZeLoさんはWeb3ビジネスに専門性があり、スピーディーにサポートいただけて非常に助かっています。未開拓で、関連する法規制も複雑な分野のリーガル面のサポートをいただくのはかなり難しいことだと感じています。しかし、その中でも、ビジネスのスピード感に合わせて、一緒に考えながらサポートいただけるのは本当にありがたいですね。
長野:専門性の部分を評価いただき、ありがとうございます。現行の法律やガイドラインはありますが、やはり不明瞭な部分も多いため、「サービスの魅力を損なわずに、同時に法規制やガイドラインに抵触しないためにはどうすれば良いか」一緒に考えさせていただいていますね。
2022年には、ZeLoの中にもWeb3チームができ、効率良く所内にナレッジを共有できる体制を整えています。とはいえ、Web3チームに所属する弁護士以外でも、Web3関連の相談に対応している弁護士は多いですね。
官澤:ZeLoは、2017年に仮想通貨(現在の暗号資産)に関する記事を執筆したことをきっかけに、ブロックチェーン関連のお問い合わせを多くいただくようになりました。現在も、引き続きこの分野のご依頼を多くいただいています。創業当初からの継続した案件実績などをもって、事務所全体で、貴社のようなWeb3に対応されている会社のサポートをさせていただいているのかなと思っています。
米澤:一方で、1つの分野だけではなく、窓口を広くお持ちな点も、ZeLoさんの特徴ですよね。長野先生と官澤先生に相談をすると、Web3関係から労務関係まで、何でも返してくださるところから、非常に相談しやすいと感じています。
ZeLoさんのイメージとしては、我々のようなクライアントのために「汗を流してくれる」というイメージがあります。 大規模な企業にいると、「Why? - なぜこれをやるんだ」と言われることが多いですが、 スタートアップは「Why Not? - なぜこれをやらないんだ」という考え方があると感じています。当社の役員も、常に前のめりな姿勢の人間が多いので、同じような価値観を持った法律事務所にサポートしていただけるのは、非常にありがたいですね。
官澤:今後について、何か展望などはございますか?
房安:Web3業界は、現在官民ともに注目を集めており、今後国内の投資も増えていくと考えています。そのため、より多様な事業者さんがWeb3に進出しやすいように、ソリューションを増やして製品の価値をしっかり深めていくことが、我々のやるべきことだと考えています。
一方で、国内だけではなく、海外にも視野を広げて、グローバルに事業を拡大していくという点も見据えて行きたいと考えています。
官澤:ZeLoには国際部門もあり、国際法務についてもご支援が可能です。日常的な契約書の作成やレビューだけではなく、現地における交渉のサポートなど、ビジネス文化を把握しながらの対応が可能ですので、ぜひご相談ください!
米澤:海外展開となると、現地の法律に精通している法律事務所が必要になります。その点は、社内の対応では限りがあるので、ぜひ相談させていただければと思います。
房安:加えて、当社もWeb3のクラウドプラットフォーム提供など、ビジネスのインフラとなる事業を展開しておりますので、ZeLoさんとの親和性も高いと感じています。ぜひ一緒に企業向けのPRを行い、Web3に進出する企業を応援できたらと思っています!
官澤:今後もさらに連携を強めて、Web3ビジネスをインフラから共に活性化させていきたいですね!
▼株式会社GincoとZeLoの連携強化のお知らせ
※掲載内容は公開当時の内容です。(2023年11月6日)
(写真:岡戸雅樹、取材・文:田中沙羅・高田侑子、編集:ZeLo LAW SQUARE編集部)