TALK-SESSION

若手弁護士座談会

ZeLoで身に付くのは
「総合力」と
「やり切る力」

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はじめに、簡単に皆さんのご経歴を教えてください。

松田

72期の松田です。2020年に新卒でZeLoに入所しました。
主な担当業務として、スタートアップ・ファイナンス(スタートアップ企業の資金調達やスタートアップ企業への投資)を軸に、スタートアップ企業の支援を扱っています。また、 「ルールメイキング」という、企業が規制を変えていくためのサポートも所内で中心的に扱っています。その他、M&Aはじめ、一般的な企業法務全般に幅広く携わっています。

島内

72期の島内です。松田さんと同期で、2020年に新卒でZeLoに入所しました。業務は幅広く担当していますが、特にM&Aや訴訟、スタートアップ・ファイナンスなどの案件や、AI、web3などの先端領域に関する法務を中心に取り扱っています。

真下

71期の真下です。私は中途入所で、2023年8月にZeLoに入所しました。
主な担当業務としては、前職でも担当していたM&Aを中心に、顧問案件や専門であるモビリティ分野の業務を取り扱っています。

ZeLoへ入所を決めた経緯や理由を教えてください。

松田

私の入所理由は、大きく分けて二点あります。

一点目は、ルールメイキング分野への関心です。弁護士を志した頃から「ルールを作る」仕事をしたいという想いがあったので、新しいビジネスにチャレンジするスタートアップ企業を支援している法律事務所の方が、自分の携わりたい案件の種があるのではないかと考えていました。司法試験後にZeLoでインターンをする機会があり、実際にそうした依頼が来始めていたので、自分のやりたいことに挑戦できそうだなと思いました。

二点目は、ZeLoでのインターンを経て、スタートアップ企業を支援したいという想いが芽生えたことです。特に、自分と世代の近い起業家が「世の中を変えよう」とチャレンジしていることにとても刺激を受け、同じ目線に立って仕事をしていきたいと感じました。

島内

私は、事務所の雰囲気が合いそうだと感じたことが大きな理由です。

私が入所した時も、今と変わらずそれぞれの自由を尊重し、新しいことを積極的にやっていこうというカルチャーでした。

私は固定観念に縛られない自由な環境が性にあっているので、自分の個性にフィットしてる環境を考えたときに、ZeLoが最適だと感じて入所を決めました。

真下

お二人が話してくださった点は私も同感です。

私も、国土交通省への出向経験を経て、モビリティ分野におけるスタートアップの力強さを感じ、この人たちを応援したいという思いが生まれたのが移籍の大きなきっかけでした。

また、「モビリティ」という新しい分野への挑戦を応援してくれる環境だと感じたことも入所の決め手になりました。

ZeLoだからこそ学べたことや身に付いたスキルはありますか。

松田

クライアントからヒアリングした内容を分解してビジネスモデルに落とし込んでいったり、ビジネス的なセンスを外さないように提案したりする力がかなり培われたと思います。

ZeLoでは、事業をこれから作っていくようなタイミングで起業家から相談を受けることが多くあります。そういった中で、クライアントのビジネスや実現したいことに寄り添って考えていくこと、ビジネスへの解像度を高めながら仕事をしていくことが求められてくるので、自然と知識やスキルが養われていくのかもしれません。

また、別の観点として「総合力」が挙げられます。ZeLoでは、1年目から幅広い企業法務の領域を取り扱うため、若手のうちから、様々なプラクティス・法領域の経験が蓄積されます。そのような「総合力」があるからこそ提供できるアドバイス、付加価値が多くあるように感じます。ある相談の話から別の課題をふと発見することもありますし、紛争の際にどのようになるかを実際に見ていることが契約交渉の際の手掛かりになることもあります。先ほど述べたビジネスモデルへの落とし込みや、ルールメイキングも、幅広い法領域の知見があってこそできるものです。

「総合力」と「専門性」を両立できることこそが、「次の時代に求められる“真のプロフェッショナル“」だと感じています。

島内

松田さんが答えてくれたこと以外で答えますと、何に関しても「やり切る力」が身についたと感じます。

自分自身も入所してから色々な案件にチャレンジしてきましたが、一つ一つを「やり切る」経験を重ねたことで、新しいアイデアが求められる場面や揉めかねないハードな局面など、本に答えが書いていないような場面でも、自分で戦略を考えてクライアントを導くことが求められる機会が多かったです。

松田

ZeLoは1年目から大きな案件に携わることができますし、若手であっても案件をやり切る力というのは求められますよね。
案件を自分の力でやり切った経験が、弁護士としての力と自信に繋がり、ひいてはクライアントの信頼を得ていけるのだと思います。

真下

企業の立ち上げ段階の相談は、大手の事務所ではそこまで多くあるわけではありません。
また、パートナー制度の下では、重要な局面では最終的にパートナー弁護士が対応することが大多数だと思います。

年次に関係なく、若手の弁護士にも信頼と期待をもって仕事を任せるという文化は、ZeLoのとても良いところだと思いますし、だからこそ松田さんや島内さんのように若い年次から「総合力」や「やり切る力」が身についているのだと思います。

お二人は1つ下の期の後輩ではありますが、 クライアントからバイネームでの信頼を得ている姿を見て、入所時に純粋に感動しましたし、自分自身ももっと頑張らないと、ととても刺激を受けたことを覚えています。

ZeLoは若手から事務所の運営に携わる機会が多いと思いますが、このような経験はキャリアにも活きていますか。

松田

私は経営企画という部署に所属しています。関連業務は幅広くあり、大きいところだと、事務所のVisionやPrinciples(行動原理)のアップデートを主導しました。その他にも、事務所の中期経営戦略の立案のサポートや、事務所にとっての課題を拾い上げて対応方針を検討する、課題発見のような業務も担っています。弁護士業務とは一見離れているように思えますが、着実にキャリアに活きてきていると感じています。

私自身が実現したいこと、チャレンジしたいことの道のりには、「ZeLoをどのように売り込んでいくか」というマーケティングや営業スキルが必要になってきます。それを若手のうちから積極的に弁護士業務と兼任できることは、非常に大きな経験だと感じています。

島内

私は、広報・マーケティングチームのマネジメントと、ストック・オプションやAI分野の責任者を担っています。主に、新しいサービスや営業戦略の企画立案や、サービスを売っていくための数値のトラッキングなどを行っています。松田さんと同様に、「ZeLoをどのように売り込んでいくか」と考えた時に、自分がその売り込むフェーズに携わることで、より一層自覚的になれると感じています。

営業活動をしていると、他にも多くの法律事務所があり、その中で”あえて”ZeLoをクライアントに選んでもらわなければならないのだということを痛感します。ZeLoが選ばれるために、自身のサービスをどのようにレベルアップできるか、どのようなコンセプトにしたら、どのようなアプローチを行えばクライアントのニーズにマッチし価値提供できるのか、ということに真剣に向き合うことになります。

それはすなわち自分の日々の弁護士業務を改善し続けるということにも繋がりますので、弁護士としてのエグゼキューションのレベルアップのために活きていると実感しています。

松田

セミナーや商談など、ZeLoにはクライアントとの信頼関係を築く機会が多くありますよね。私はまだ弁護士としては若手として見られる年次なので、その分、自分の実力を積み上げて、正しく伝えていくことが重要だと考えています。

一つ一つ信頼関係を築いたことでお仕事をいただいたこともあり、それは大きなやりがいを感じられる瞬間でもあります。それまでの過程は地道であり大変でもあるのですが、これもZeLoで仕事をしていて鍛えられてきた部分かなと思います。

島内

弁護士は、事務所の提供するサービスという側面もありつつ、自分自身が商品という面も持ち合わせていますよね。そのため、知識・キャラクター・思考の全てを含めて、全人格的な存在としてクライアントに選ばれなければならないと思っています。ZeLoだと、若手のうちからお客さんと直接コミュニケーションを取って案件を自らリードする機会が多いので、そうした面をより自覚的になって磨いていけるのだと感じています。

真下

私は中途入所で、前職はいわゆる大手の事務所だったので、事務所運営に直接関わる機会は少なかったように感じます。今思い返すと、若手は業務に集中して成長に注力していくという観点で、事務所運営はあえて経営層に集約させていたのかもしれません。

一方で、先ほどお二人が話してくれたことは非常に大事で、経営者視点での思考を養うことや自分の価値・サービスを意識的に考えて常にアップデートしていくことが、弁護士としての信頼感に直結すると強く実感しています。その点で、若手のうちから事務所運営に携われるZeLoの環境は貴重であり、弁護士のキャリアを描いていくために不可欠なことだと思っています。

今後ZeLoに入所してくる後輩たちをどのようにサポートしていきたいですか。

松田

先述した「総合力」を付けてもらうために幅広い案件に携わってもらいたいですし、自分で考えて起案するところにも時間を使っていただけるようサポートしていきたいです。意識的にそのような機会を作るだけでなく、業務が作業の連続にならないよう気を配っていきたいと思っています。ZeLoが求める弁護士像かつ自身の目指したい方向性を一緒に考え、その目標に向かって正しく努力できるお手伝いをしていきます。

島内

私も、後輩の個性や思考に合った成長に示唆を与えられるような存在になれたらと考えています。「意外とこういう案件も○○さんに合っているのでは?」など、自分では気づけないような可能性も見出して、弁護士としての成長の一助になりたいですね。

真下

私も同感です。私たちは先輩として後輩を育成する立場ではありますが、先輩からの評価のために仕事をするのではなく、常にクライアントや事務所の未来のために、同じ目線で仕事をしていけるような環境を作っていきたいですね。一緒に仕事をしていく中で、一人一人の関心や思いにも向き合いながら、弁護士として目指すキャリアを歩んでいけるよう、日々サポートしていきます。

今後ZeLoをどのように成長させていきたいですか。

松田

メンバー全員が高い視座を持ち、世界に通用するトップファームを一緒に作っていこうとする事務所でありたいなと思っています。私は特にスタートアップ支援を自分の切り口にしていますが、その観点では、ZeLoが「リーディングファーム」として業界を引っ張っていけるように頑張っていきたいです。

島内

様々なバックグラウンドや個性、能力、視点を持つ弁護士が集まって、互いに良いインスピレーションを与えられるような事務所にしていきたいです。その連鎖が拡大し賛同してくれる方が増えて、それが事務所のヘルシーな拡大にも繋がったら良いですね。

真下

私は、チームでクライアントのあらゆる課題を総合的に解決していける事務所にしていきたいですね。ZeLoのPrinciplesに「満足を超え、感動を与える仕事をする」という行動原理がありますが、それを体現していきたいです。

ZeLoへの入所を検討している方へのメッセージをお願いします。

松田

ZeLoでは、革新的な技術や発想をもとに様々な領域でイノベーションを目指すクライアントを数多くご支援しています。その最前線で一緒にワクワク感を感じながら支援していける環境というのは、ZeLoならではだと思います。新しいことにチャレンジしていきたいという方のご入所をお待ちしています。

島内

私自身、新卒でZeLoに入所してからずっと自由にやらせてもらっており、全く後悔はありません。自分の理想の弁護士像を追求しつつ、日々刺激的で成長できる環境が保証されているので、ぜひZeLoで一緒にキャリアを積んでいきましょう。

真下

ZeLoは「クライアント」、「事務所」、そして「自分自身」の3軸の成長を同時並行で、加速度的かつ一体的に感じることができる唯一無二の事務所だと思います。その感動をぜひ一緒に体感していただきたいです。ご入所を心からお待ちしています。

(写真:根津佐和子、取材・文・編集:渡辺桃、片山雅代)

※掲載内容は2024年12月時点の情報です。