TALK-SESSION

スペシャル座談会

弁護士の多様な働き方 ~ZeLoで実現する
ワークライフバランス~

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MEMBER

はじめに、皆さんの働き方を簡単に教えてください。

德本

現在は時短勤務をしており、リモート勤務も活用しています。育児をしているとどうしても授業参観のようなイベントごとも多いですが、そういった日は早朝と夜に稼働を寄せることもあります。夕方には仕事を切り上げて、必要に応じて子供が寝た後に再開する、というのが通常のスタイルです。

私がZeLoに入所した当時(2022年)は、ZeLoには時短勤務で働く弁護士がいませんでした。入所前の面談で代表の小笠原先生とリクルート担当の方に「時短でも働けないか」と相談したところ、クロスボーダーの弁護士を増やしたいというZeLoの考えもあって、歓迎してくれたかたちで、ありがたいことでした。実際の勤務時間は、厳密に1日●時間というよりは、案件の状況によって想定の勤務時間を超えることもありますが、その場合は別日に調整するなど、柔軟に対応させてもらっています。

田中

私は、ZeLoに入ったタイミングでは子どもが2人とも小学生になっていたので付きっきりになる必要がなかったこともあり、フルタイムで働いています。前職の事業会社で働いていた時代は数か月間だけ時短勤務で働いたこともありますが、基本的にフルタイムで働いており、育児は夫婦で分担しています。

会社に比べて法律事務所の方がやはり基本的な勤務時間は長いですが、朝は一般企業より始業が遅めなので、私が朝に夕ごはんを作ってから出勤して、夕方・夜の時間は基本的に夫が担当してくれるので夜まで働けるという状態にしています。夜に子どもとの時間はとりにくいですが、そのぶん週末に一緒に過ごす時間を確保しています。

梅田

私も同じくフルタイムで働いていますが、子どもが生まれたばかりの頃や家族が体調を崩してしまった時などは、早めに帰宅して家事・育児もしつつ、リモートで仕事をするといった働き方もしていました。私が入所した頃、ZeLoはメンバー間のコミュニケーションのとりやすさなどの観点から事務所で働くことを推奨していたのですが、プロとしてしっかりと仕事をしていれば、ライフステージや家庭の状況に応じた働き方を受け入れてくれる環境だと感じました。

伊田

私は基本的にリモートワークで働いています。夫は香川県に単身赴任していて、私と子どもは兵庫県の実家で暮らしています。ずっとリモートワークというわけではなく、月に2〜3回(それぞれ2〜3日ほど)は東京へ来ることがあり、その際はZeLoに出所して働いています。

伊田さんがリモートワーク中心の働き方となった経緯もお聞かせください。

伊田

前職で働いていた頃に夫が香川県への転勤が決まり、東京で一人で子育てをするのが不安だったので、前職でも現在の様にリモートで働いていました。前職を退職してZeLoにフルコミットする際に、リモートでの働き方を自ら提案しました。

データがクラウドで見られたり、チャットツールを積極的に活用していたりと、ZeLoにはリモートワークできる要件は揃っていたのでそういった面での不安はありませんでした。もちろんオフラインで会って話す重要性も感じているので、今のように必要に応じて出社しています。

田中

德本先生の時短勤務や伊田先生のリモートワークなど、ZeLoは提案をしっかり聞いてくれるので働きやすさを感じますよね。

德本

そうですね。私がZeLoに入所を決めた理由として、時短勤務できることに加え、勤務時間を減らす中でもスタートアップ法務や新しい分野で自分のプラクティスを拡大するという挑戦ができることが大きな理由になりました。時短勤務でも、本人が調整できれば海外出張などに行くこともできますし、ZeLoは「できるならどんどん挑戦しよう!」という雰囲気があるので、ライフステージを理由にキャリアが停滞してしまうという不安を持つことなく働けるのがありがたいです。

伊田

基本的にリモートワークと言っても、一緒に業務をしているメンバーとは連絡を密に取っていますね。自分から「オンラインで少し話せますか?」と聞いたりするなど、こまめにコミュニケーションを取ることを心掛けています。あとは、東京に来ている間は両親に子どもの世話を任せているので、東京土産は必ず買って帰ります(笑)

仕事と育児を両立することの難しさを感じるシーンはどういったところでしょうか。

德本

弁護士はクライアントありきの仕事なので、突発的な依頼によってイレギュラー対応が必要になることがありますね。時短勤務中であっても、クライアントの連絡が帰宅後に来ることは当然あります。

梅田

M&Aやクロスボーダーなどの案件は、比較的突発的な対応や変則的な時間の対応が少なくない分野ではありますよね。事務所の仲間や家族の支えがあって両立を図ることができていますが、ZeLoでは「事務所のお客様」という捉え方をしているので、構造的に事務所の仲間と連携を図りやすいという側面があると思います。

德本

そうですね、普段から同じ案件に入っている同僚には助けられています。仕事が長引いてしまうときには、基本的には夫と連絡を取り合って対応しています。とはいえ弁護士は融通が利きやすい職種でもあるので、クロスボーダーの案件では子どもを寝かしつけた後に会議を入れることもありますし、それで対応できることも多いので助かっています。

田中

やはり共働きの場合は、夫婦の協力が全てですよね。私も弁護士は一般企業と比べて意外と働き方の調整がしやすいと感じています。会社の方が子育て向きと思われがちですが、私がメーカーに勤めていたころは朝の会議も多かったですし、役員の空いている時間に必死でスケジュールを合わせていたこともあります。急に業務量が増えるのは事務所の方が多いですが、今の方が働きやすいことも結構あるなと感じます。

伊田

私は夫が単身赴任で働いているので、保育園からの呼び出しは私が行かなくてはいけないのと、子どもが熱を出した時に世話をすると高確率で私にもうつるのが大変です。

德本

お一人でやりくりするのは本当に大変なことが多いだろうと思います。子どもからうつる風邪は高確率で大人の方が重症化したりするのもダメージが大きいですよね。なるべく、疲れがたまったときは思い切って寝る!ということは意識していますが、どうにもならないこともありますよね。

育児で大変な中、ZeLoならではの「働きやすさ」を感じたことはありますでしょうか。

德本

ZeLoはそれぞれのライフステージを応援する風土が強いなと感じます。
私が入所した頃は時短勤務を使っている人はおらず、バリバリとフルタイムで働いている男性弁護士が多かったので「二児の母親が時短で働いて馴染めるのかな…」と不安を感じていました。ですが実際は、ライフステージを尊重して受け入れてくれたので嬉しかったですね。制度も大事ですが、そのような事務所の雰囲気が働きやすさにおいて大きな比重を占めていると感じています。

田中

そもそもZeLoのように、Slackやチャットワークなどを使ってリモートワークできる法律事務所は多くないですよね。

伊田

本当にそう思います。伝統的な法律事務所は紙の資料が多く、事務所に行かないと過去の案件を調べられないこともあります。クラウド上で検索して全ての案件が見られるのはZeLoの特徴の一つですね。

梅田

既存の制度についても、完成版というわけではなく、全弁護士が月に1度集まる戦略ミーティングの場で時短制度などについてもアップデートの議論を行っているところです。

德本

戦略ミーティングは本当に特徴的な会議ですよね。他の法律事務所でも全弁護士が事務所の方向性や重要だと思う事項について話し合う会議は聞いたことがありません。幹部が全員の意見を吸収して働きやすい環境を作ろうというカルチャーはとてもありがたいです。

ちなみに、皆さんはお子さんとの時間をどのように過ごしているのでしょうか。

德本

平日は、できる限り夜ご飯から子どもが寝るまでを家族全員で過ごしており、この時間が子どもたちからその日の様子を聞く時間になっています。もちろん、夫婦どちらかの仕事や会食がある日など、例外はあります。
土日の日中は家族で近くの海や公園、習い事のサッカーなどに行くことが多いです。最近はサッカーチームにママチームができて、月に1回か2回ほど私もサッカーをしています。

伊田

夫が香川にいるので、土日はお互いに行ったり来たりして家族の時間を作っていますね。私が東京に来ている間は、子どもから電話がかかってくることもあり、その日にあったことなどを話したりもしています。

梅田

平日はできるだけ朝に子どもと遊ぶ時間を作るようにしています。土日はセミナーの準備などで仕事をしたい場合はリモートワークをしつつ、できるだけ家族の時間を作るようにしています。

田中

子どもたちの方が登校が早いので平日の朝は一日の予定を確認して送り出すことができます。平日の夜は子どもが寝てから帰ることも多いのですが、帰ってから仕事をすることもできるので早めに帰る日もあります。不定期にでも起きている時間に帰ることで夜の様子も見れますし、早く帰る期待もされていないようで「今日は早いねー」などと言って楽しそうに迎えてくれてこちらも楽しいです。

土日はスイミングなど習い事の送り迎えなどをしているので意外と忙しいですが、連休がある週は家族で少し遠出することもあります。一日をとおしてまったく子どもの顔が見られないということはないですし、忙しくても仕事と育児のバランスは適度にとれていると感じますね。

最後にZeLoへの入所を検討している方に向けてメッセージをお願いいたします。

田中

ZeLoは「若い人がバリバリ限界まで働く」というイメージがあるかもしれません。ですが、実際は様々な年次や性別、働き方のメンバーが在籍しています。大企業を含む民間企業から来ても違和感はありませんし、「頑張って馴染まなきゃ!」と感じる必要もありません。ぜひZeLoで一緒に働きましょう!

德本

責任を持って仕事に取り組めば、仕事を充実させながらもライフステージに合わせて働けるのがZeLoの強みです。また、それぞれの挑戦を応援してくれる雰囲気もあるので、ライフステージにかかわらず、仕事や挑戦が好きな方、クライアントのための仕事にやりがいを感じる方、多様な方々にぜひご検討いただけたら嬉しいです。

伊田

ZeLoは経営陣や弁護士含めてみんなで話し合って「どうしたらクライアントのために成果を出しつつ理想の働き方を実現できるのか」を考えることができる職場です。新卒も中途も関係なく、不安なことはどんどん聞いたり提案したりするのがおすすめです。

梅田

やや大きな話にはなりますが、これからの日本にとって「スタートアップ」と「子ども」は重要なテーマだと思います。ZeLoの特徴として、スタートアップ支援に力を入れていることや、各々のライフステージを尊重する風土があることが挙げられますので、これらにコミットするにはうってつけの法律事務所だと思います。ライフステージを問わず、高い視座から経済活動の法務基盤として何ができるかを考え、成長していきたいという思いをもった方々と一緒に働けたら嬉しいです。

(編集:渡辺桃)

※掲載内容は2024年12月時点の情報です。