緒方 文彦弁護士・公認会計士が執筆に携わった、『司法試験・予備試験 社会人合格者のリアル』が中央経済社より6月9日(木)に刊行
緒方 文彦弁護士・公認会計士 が執筆に携わった書籍『司法試験・予備試験 社会人合格者のリアル』が中央経済社より2022年6月9日(木)に出版されることをお知らせします。社会人生活と司法試験予備試験の勉強を両立するコツ、効率的な学習方針を紹介したリアルな合格体験記です!
『司法試験・予備試験 社会人合格者のリアル』執筆の背景
弁護士になるためには、日本で一番難しい試験といわれている司法試験に合格する必要があります。しかし、司法試験を受験するにも、受験資格が課されています。「法科大学院に通う」か、「司法試験・予備試験に合格する」か。法科大学院は入学した後、2~3年のカリキュラムを経て修了することにより、司法試験の受験資格を得ることができます。
しかし、たとえば社会人がキャリアチェンジとして弁護士を目指す場合、仕事を続けながらでは法科大学院に通うことが難しいのが現状です。様々な理由から、法科大学院に通うことができない司法試験受験希望者に開かれた道が「司法試験・予備試験への合格」です。法科大学院課程の修了者と同等の学識・応用能力・法律に関する実務・基礎的素養を持っているかを判定することを目的とされた試験となります。
「予備試験ルートなら社会人でも弁護士になれる!」と耳にすることがあります。しかし実際には、予備試験の合格者はたった3%程度、社会人は1%程度と非常に狭き門なのです(法務省「令和3年司法試験予備試験」より筆者にて計算)。
本書は、「この超難関試験に合格する社会人とは、どんな方なのか?」というひとつの疑問からスタートしました。5名の合格者の、働きながら合格をつかみ取るリアルが記されています。
緒方 文彦弁護士・公認会計士は、本書のうち「FILE5 公認会計士として監査法人で働きながら合格!」の章を執筆しました。公認会計士として監査法人に勤務しながら、3回目の司法試験予備試験にて見事合格。その挑戦の裏には、緻密に分析され、編み出された効率的な勉強法だけではなく、「どのように勉強に集中できる環境を作るか」などと考え抜かれた自分自身や周囲との向き合い方がありました。
忙しいなかでも勉強を続けている社会人予備試験受験生はもちろん、両立しながら1つの目標をつかもうと歩んでいる人にも、おすすめの一冊です。
本書の目次
はじめに
FILE1 中小企業の法務部で働きながら合格!
FILE2 地方公務員として働きながら合格! 6年の紆余曲折
FILE3 妻子あり社会人,予備突破までに5年,6年間積み重ねて合格!
FILE4 司法書士・2児の母が一発合格した勉強法
FILE5 公認会計士として監査法人で働きながら合格!
著者 緒方文彦弁護士・公認会計士が語る本書の見どころ
弁護士・公認会計士
2013年東京大学文学部卒業、2014年公認会計士試験合格。2015年より有限責任監査法人トーマツで勤務し、ベンチャー支援に軸足を置く旧トータルサービス事業部に所属。2021年2月まで上場会社監査、IPO準備会社監査、国内籍・海外籍を含むファンド監査等に従事。並行して司法試験予備試験・司法試験に合格。2022年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)、同年法律事務所ZeLo参画。法務分野では、IPO、コーポレート・ファイナンス、開示規制(金商法・上場規程)、ベンチャー/スタートアップ法務、ジェネラル・コーポレート、M&A、税務、訴訟/紛争解決など。会計分野では、IPOを前提とした収益認識会計基準の導入サポートを含む会計基準の適用に関するコンサルティング業務、価値算定業務、上場会社における開示書類作成サポートを実施。
2013年東京大学文学部卒業、2014年公認会計士試験合格。2015年より有限責任監査法人トーマツで勤務し、ベンチャー支援に軸足を置く旧トータルサービス事業部に所属。2021年2月まで上場会社監査、IPO準備会社監査、国内籍・海外籍を含むファンド監査等に従事。並行して司法試験予備試験・司法試験に合格。2022年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)、同年法律事務所ZeLo参画。法務分野では、IPO、コーポレート・ファイナンス、開示規制(金商法・上場規程)、ベンチャー/スタートアップ法務、ジェネラル・コーポレート、M&A、税務、訴訟/紛争解決など。会計分野では、IPOを前提とした収益認識会計基準の導入サポートを含む会計基準の適用に関するコンサルティング業務、価値算定業務、上場会社における開示書類作成サポートを実施。
「この度、私が共著者の一人である『司法試験・予備試験 社会人合格者のリアル』の出版に至りました。本書は傍目には異常な合格率の低さである司法試験予備試験を、働きながら突破するに至るまでの私含む5名の方の体験記が記されています。司法試験予備試験に題材を絞ってはいますが、社会に出てからも新たなことを学ぶことに意欲を持たれている方には、とても有益な情報が多く詰まっている書籍かと思います。かといえば、高尚な話ばかりをしているわけでもなく、「勉強中スマホに触るな!!」ととても現実的なことについて、共著者ほぼ全員同じことを言っている等、少しクスリとくるところもあるかもしれません。司法試験予備試験の社会人合格者のリアルが詰まっている書籍ですので、ご興味のある方は書店で本書をぜひ手にとってみてください。」
緒方 文彦弁護士・公認会計士が、内定者インターンとして法律事務所ZeLoに勤めて、法務の実務に触れるなかで見つけた自身の強みについて、「司法修習前に実務へ飛び込んで気づけた、公認会計士経験という武器」(ZeLo LAW SQUARE)と題する記事で語っています。
本書の情報
合格率3%の司法試験・予備試験。どうすれば働きながら突破できるのでしょうか?会社員・公務員・他資格保有者・子育て中…多様な経歴を持つ30代40代が合格までの足跡を語ります。
- 書名:司法試験・予備試験 社会人合格者のリアル
- 編:中央経済社
- 著:緒方 文彦(法律事務所ZeLo・外国法共同事業)ほか(共著)
- 刊行年月日:2022年6月9日
- ページ数:172ページ
- サイズ:A5判
- 定価:2,090円(税抜価格1,900円)
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- ISBN:978-4-502-43101-2