「ストック・オプション導入サポート」サービス拡充のお知らせ
法律事務所ZeLo・外国法共同事業は、「ストック・オプション導入サポート」サービスを拡充したことをお知らせいたします。
サービス提供に至った背景
ストック・オプションとは、将来、一定の価格で株式の交付を受ける権利のことで、会社の役員・従業員のインセンティブ報酬として利用されます。
限られた資金で経営する企業にとって、バーンレートを抑えつつ役員や従業員に対して大きなアップサイドを提示することができるため、優秀な人材の獲得手段として魅力的な仕組みです。会社の発展・企業価値の向上が、個人の利益に反映されることから、役員・従業員のモチベーション向上にも繋がります。
2022年6月7日に、政府が公表した「経済財政運営と改革の基本方針 2022 新しい資本主義へ~課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(いわゆる骨太の方針)では、スタートアップ企業のファイナンスを改善し成長を促すため、ストック・オプションの導入や環境整備に動き出し、スタートアップ・エコシステムの形成を支援することが掲げられています。
一方、ストック・オプションは企業の資本政策に影響するものであり、導入完了後の巻き戻しが難しい性質があるため、慎重な検討が求められます。また、様々なスキームが存在しているため、「どのスキームをどのように導入するのが現状に合っているのか」「どのような点に気を付けて導入手続きを行えばよいのか」という悩みを抱えることもあるのではないでしょうか。
そこで、法律事務所ZeLoでは「ストック・オプション導入サポート」のサービスを拡充いたします。法律事務所ZeLoの弁護士・司法書士、グループファームの公認会計士・税理士が専門家チームをつくり、ストック・オプションの設計段階から発行・登記段階までワンストップで対応します。
※お問い合わせなどの詳細は、こちらのページ(https://zelojapan.com/service/stock-options)をご覧ください。
サービス担当弁護士・島内 洋人 のプロフィールおよびメッセージ
弁護士、AI Practice Group統括
2017年東京大学法学部卒業、同年司法試験予備試験合格。2018年司法試験合格。2019年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。2020年法律事務所ZeLo参画。クロスボーダー取引を含むM&A、ストック・オプション、スタートアップ・ファイナンスなどコーポレート業務全般を手掛けるほか、訴訟/紛争案件も担当。また、AI、web3、フィンテックなどの先端技術分野への法的アドバイスを強みとする。主な論文に「ステーブルコイン・DeFiとCBDC」(金融・商事判例1611号、2021年)、「スタートアップの株主間契約における実務上の論点と対応指針」(NBL 1242(2023.5.15)号)など。
2017年東京大学法学部卒業、同年司法試験予備試験合格。2018年司法試験合格。2019年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。2020年法律事務所ZeLo参画。クロスボーダー取引を含むM&A、ストック・オプション、スタートアップ・ファイナンスなどコーポレート業務全般を手掛けるほか、訴訟/紛争案件も担当。また、AI、web3、フィンテックなどの先端技術分野への法的アドバイスを強みとする。主な論文に「ステーブルコイン・DeFiとCBDC」(金融・商事判例1611号、2021年)、「スタートアップの株主間契約における実務上の論点と対応指針」(NBL 1242(2023.5.15)号)など。
「ストック・オプションはスタートアップの人事・採用戦略にとって非常に強力な武器です。他方で、近年ではスキームの選択肢が増える中で、資本政策や将来の上場審査を念頭に置いた慎重なスキーム選択・設計が求められます。法律事務所ZeLoでは、豊富なストック・オプション案件の対応実績を活かし、各クライアント企業のフェーズ、資本政策、人事・採用戦略等の個別事情を踏まえ、最適なスキーム・設計の提案を行ったうえで、その後の導入完了まで丁寧にサポートいたします。」
弁護士による解説ウェビナーを配信
法律事務所ZeLoでは、ストック・オプションに関するセミナーを開催します。基本的な解説にとどまらず、実務の観点から、税制適格などストック・オプションの種類や選択のポイントなども、企業の活用事例を交えて紹介します。
タイトル:スタートアップ経営者必見! ストック・オプションの基本と活用方法
講師:島内 洋人 弁護士(第二東京弁護士会所属)
開催日時:6月21日(火)15:00~